自動販売機といえば電気で動く近代の機械。でも、古代にも「硬貨を入れると決まった量のものが出る」装置が考えられていた。古代アレクサンドリアの技術者ヘロンが記した、神殿の聖水を出す仕組みだ。

硬貨を投入口に入れると、重みで内部のレバーが動き、水の出口が開く。硬貨が落ちるとレバーが戻り、水が止まる。電池もモーターも使わず、重力と機械仕掛けだけで働く。

当時どれほど実用化されたかははっきりしないが、装置の原理は現在の自販機にも通じる。古代の人々も「お金を入れたら自動で出てくる」を考えていたのだ。身近な機械の原理にも、長い歴史がある。