「了解」「問題なし」を意味する「OK」。英語の「all correct(すべて正しい)」を略したのなら、頭文字は「AC」になるはず。なぜ「OK」なのだろう。

有力な説明は、1830年代のアメリカで流行した言葉遊びにある。当時は、単語の綴りをわざと間違え、さらに頭文字だけに縮める冗談が人気だった。「all correct」を「oll korrect」と書けば、その略語は「O.K.」になる。

この使い方の最古の印刷例として知られるのが、1839年3月23日の新聞「ボストン・モーニング・ポスト」だ。さらに翌1840年の大統領選挙では、候補者マーティン・ヴァン・ビューレンの愛称「Old Kinderhook」とも結びつき、言葉が広まる後押しになった。

語源にはほかの説もあるが、「oll korrect」説は歴史言語学者の調査で広く支持されている。たった2文字の世界的な表現が、昔の新聞の言葉遊びから広まったというのは、少し意外な話だ。