湖の水は、いつも同じように混ざっていると思うだろうか。実は、季節によって水が層に分かれたり、大きく混ざり合ったりする。
夏の湖では、太陽に温められた軽い水が上に、冷たく重い水が下にたまりやすい。この状態では、上下の水が混ざりにくくなる。
ところが秋になると、表面の水が冷やされて密度が高くなり、沈みやすくなる。風の働きも加わることで、湖全体の水が混ざり合うことがある。これを「秋季循環」と呼ぶ。
春にも、氷が解けた後などに同じような現象が起きる湖がある。
この循環は、酸素や栄養分を湖の中で運ぶ重要な役割を果たしている。
ただし、すべての湖で同じように起こるわけではない。湖の深さや気候によって、混ざり方は異なる。
静かに見える湖の中でも、季節の変化に合わせて大きな動きが起きているのだ。