宝箱から出るアイテムや敵の行動など、ゲームには「ランダム」な出来事がたくさんある。でも、コンピューターが生み出す乱数の多くは、計算で作った「疑似乱数」だ。見た目には不規則でも、内部には決まった計算の手順がある。

疑似乱数は「シード(種)」と呼ばれる初期値などをもとに数字を作る。同じ生成方法・同じ初期状態から同じ順序で計算すれば、同じ数列を再現できる。この特徴は、ゲーム開発で不具合が起きた状況を再現するときにも役立つ。

もちろん、すべてのゲームが同じ仕組みを使うわけではなく、実際のプレイ結果はプレイヤーの操作や別の処理にも左右される。「ランダム」は魔法ではなく、巧みな計算で表現できるのだ。