シャボン玉を眺めると、表面に虹のような色が浮かんでいる。しかも、その模様は絶えず動いている。透明な石けん水なのに、なぜ色が見えるのだろう。

秘密は、シャボン玉を包む非常に薄い膜にある。

光が膜に当たると、一部は表面で反射し、別の一部は膜の内側でも反射する。この2つの光が重なると、波の性質によって特定の色が強まったり、弱まったりする。「薄膜干渉」と呼ばれる現象だ。

どの色が目立つかは、膜の厚さなどによって変わる。シャボン玉の液体が流れて膜の厚さが変化すると、虹色の模様も動いて見える。

さらに膜が極端に薄くなると、反射する光が互いに打ち消し合い、黒っぽく見える部分が現れることもある。これは破裂が近いサインの一つだ。

子どもの遊び道具の中にも、光の波が作る精密な現象が隠れている。