砂漠と聞くと、太陽が照りつける砂の大地を思い浮かべるだろう。ところが、地球最大の砂漠はサハラ砂漠ではない。氷と雪に覆われた南極大陸だ。
そもそも砂漠を決める重要な条件は、暑さや砂の量ではなく、降水量の少なさ。雨だけでなく雪も含めて、どれほど水分が降ってくるかが関係する。
南極は非常に寒く、空気に含まれる水蒸気が少ない。特に内陸部では降雪量がわずかで、年間降水量を水に換算すると100ミリメートルに満たない地域が広がっている。
それなのに、なぜ大量の氷があるのだろう。理由の一つは、降った雪が溶けにくく、長い年月をかけて積み重なってきたことにある。
南極大陸の面積は約1,400万平方キロメートル。サハラ砂漠よりも広い。
砂漠とは必ずしも暑い場所ではない。地球最大の砂漠は、世界でも特に寒い場所にあるのだ。